アラビアの夜の種族

古川日出男2006年07月 公開長編

あらすじ(日本語)

アラビアの夜の種族(1)

聖遷暦1213年。偽りの平穏に満ちたエジプト。迫り来るナポレオン艦隊、侵掠の凶兆に、迎え撃つ支配階級奴隷アイユーブの秘策はただひとつ、極上の献上品。それは読む者を破滅に導き、歴史を覆す書物、『災厄の書』―。アイユーブの術計は周到に準備される。権力者を眩惑し滅ぼす奔放な空想。物語は夜、密かにカイロの片隅で譚り書き綴られる。「妖術師アーダムはほんとうに醜い男でございました...」。驚異の物語、第一部。

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アラビアの夜の種族(2)

侵掠したフランス軍壊滅の奇策、「読む者を狂気へ導く玄妙驚異の書物」は今まさにカイロの片隅で、作られんとしている。三夜をかけて譚られた「ゾハルの地下宮殿の物語」が幕を閉じ、二人めの主人公がようよう登場する頃、ナポレオンは既にナイルを遡上し始めていた。一刻も早く『災厄の書』を完成させ、敵将に献上せねばならない。一夜、また一夜と、年代記が譚られる。「ひとりの少年が森を去る―」。圧巻の物語、第二部。

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アラビアの夜の種族(3)

栄光の都に迫る敵軍に、エジプト部隊は恐慌を来し遁走した。『災厄の書』の譚りおろしはまにあうのか。奴隷アイユーブは毎夜、語り部の許に通い続ける。記憶と異界を交差しながら譚りつむがれる年代記。「暴虐の魔王が征伐される。だが地下阿房宮の夢はとどまらない―」。闇から生まれた物語は呪詛を胎み、術計は独走し、尋常ならざる事態が出来する!書物はナポレオンの野望を打ち砕くのか??怒涛の物語、第三部完結篇。

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版情報

アラビアの夜の種族 の書影

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アラビアの夜の種族(1)
角川書店2006年07月 発売ISBN: 4-04-363603-2Amazon

角川文庫

アラビアの夜の種族 の書影

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アラビアの夜の種族(2)
角川書店2006年07月 発売ISBN: 4-04-363604-0Amazon

角川文庫

アラビアの夜の種族 の書影

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アラビアの夜の種族(3)
角川書店2006年07月 発売ISBN: 4-04-363605-9Amazon

角川文庫