作品一覧/短編集

彼女の知らない空

早瀬耕2020年03月 公開短編集

あらすじ(日本語)

ぼくは、自分の正義を貫くことができるのか 憲法九条が改正され、自衛隊に交戦権が与えられて初めての冬。航空自衛隊佐官のぼくは、千歳基地に配属され、妻の智恵子と官舎で暮らしている。しかし、智恵子は全く知らない。ぼくが、一万二千キロ彼方のQ国の無人軍用機を遠隔操縦し、反政府組織を攻撃する任務に就いていることを。トリガーを引いたら、ぼくは自衛隊史で初めての殺人者になる。それでも智恵子は、いつものように優しい声で「おかえりなさい」と言ってくれるだろうかーー(「彼女の知らない空」) いつの間にか、私たちは戦争に加担している。 化粧品会社の新素材の軍事転用をめぐり、社員夫婦が抱えてしまった秘密(「思い過ごしの空」)、過重労働で心身を蝕まれていく会社員と老人の邂逅(「東京駅丸の内口、塹壕の中」)他、組織の中で生きる人々のジレンマを描いた7編。 ぼくは、あの日誓った正義を、貫くことができるのだろうか。 『未必のマクベス』著者が、今を生きる私たちの直面する危機について問いかける短編集。 【編集担当からのおすすめ情報】 日々流れてくるニュースに希望が持てない時、働くことに疲れた時、組織の中で自分を無力に感じた時……。手に取っていただきたい1冊です。

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テーマ

収録作品

思い過ごしの空彼女の知らない空七時のニュース閑話|北上する戦争は勝てない東京駅丸の内口、塹壕の中オフィーリアの隠蔽彼女の時間

版情報

彼女の知らない空 の書影

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彼女の知らない空
小学館2020年03月 発売ISBN: 978-4-09-406753-8Amazon

小学館文庫 ; は20-1