マーガレット・アトウッド『侍女の物語』を読む : フェミニスト・ディストピアを越えて
あらすじ(日本語)
奴らに虐げられるな 1985年に発表された近未来小説『侍女の物語』と、2019年の続編『誓願』。 男性優位の独裁国家を描く暗澹たるディストピア文学が、なぜ今日、フェミニスト・プロテスト文化の象徴として耳目を集めるのか。 女性の身体と連帯、歴史と記憶、声と語り、エコロジー、セクシュアリティ/ジェンダー、ケア...... 現実世界の諸相を束ねて生み出された物語世界に、現在そして未来を生き抜くための希望を探る。
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収録作品
『侍女の物語』はフェミニスト・ディストピアか?(マーガレット・アトウッド / 訳:西あゆみ)ビッグ・シスターとシスターフッド(奥畑豊)アメリカ・カナダの〈地下女性鉄道〉(安保夏絵)社会生物学者リンプキンの謀略(加藤めぐみ)勇気をこめて振り返る(三村尚央)アトウッドのエコ・ディストピア(中村麻美)ケアの目覚め(小川公代)未来に託す身体のメッセージ(生駒夏美)これまでに愛したのはあなただけ(渡部桃子)フェミニストSFとしての『侍女の物語』(小谷真理)『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』においてセリーナ、モイラ、ジューンのマザーフッドと代理出産が問うこと(髙村峰生)日本のフェミニストSF文学はなぜ、最初からディストピア的色彩が強かったのか(シュテファン・ヴューラー)