旱魃世界
The Drought
あらすじ(日本語)
水が消失した世界は、文明と人間を変容させる。 『沈んだ世界』『結晶世界』とともに 〈破滅三部作〉の一角をなす 『燃える世界』を徹底的に改稿した完全版 “終末”を描いた著者の代表作、本邦初訳 十年ほど前から徴候を見せていた世界的な旱魃は、ここ五カ月のあいだ、各地で急速に文明社会を崩壊させつつあった。マウント・ロイヤル市の住人たちが競うように水を求めて海岸へと殺到する中、医師ランサムはハウスボートの船上で、破滅まで引き延ばされた時間を緩慢と生き続けていた。やがて、妄執に囚われた建築家ローマックスの不穏な企みをきっかけに、彼も海を目指して南下を試みるが……生物を拒絶するように変質する世界をシュルレアリスム絵画のように描き出した、バラード〈破滅三部作〉の一端をなす『燃える世界』の完全版、本邦初訳。 解説=牧眞司
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